慎重に立地を選び、物件を確保していく

名の知られている地名だから、そんな簡単なことでクリニックを開業する場所を決めてはいけません。

また、駅に近いかどうかも重要ですが、駅に近いというだけでは患者を確保することはできず、さらに細かな部分まで目を光らせつつ物件を確保していく必要があります。

開業医となる人全てを一括りにすることはできませんが、スポーツ選手の多くが一般企業でなかなか働くことができないのと一緒で、独立しようと決めたからといって、医師がすでに経営スキルを持っているとは限りません。

多くの場合、そうした能力は持ち合わせていないことの方が多いでしょう。
いくら医師としての腕があっても、立地選びを間違えて開業してしまえば、たちまち経営不振に陥ってしまいます。

  立地選びのポイント「交通の便がよく大きな道路に面している」

非常に基本的な立地選びのポイントですが、まずはやはり交通の便がいいことを優先すべきでしょう。
駅から近い、バス停がすぐそばにある、車でも行きやすい、こうしたことを念頭に場所を選んでいくべきです。

ただ、駅から近くバス停がすぐそばにあったとしても、狭い路地を入る必要がある場所はできるだけ選ばないこと。
可能な限り大きな道路に面している立地を選択しなければなりません。

  立地選びのポイント「視認性が高い」

それに関わってくるポイントが、視認性です。
多くの人が目で見て、そこにクリニックがあるとすぐに認識できる場所、これが重要。
大通りから一本横道に入っていかなければ見つけられないような場所では、相当な宣伝と口コミがない限り患者を確保することはできないのです。

  立地選びのポイント「診療科目と地域住民」

どのような人が多く行き交う場所なのかも重要ポイント。
高齢者ばかりの場所に美容整形外科を開院しても、意味がないとは言いませんが、もっと最適な場所があるはず。
診療科目にマッチした人たちがいるかどうか、これも時間をかけて確認しておく必要があります。

  立地選びのポイント「物件の状態・内装」

また、物件の良し悪しも重要です。
立地が良くても物件が古くみすぼらしければいけませんし、医療機器が存分に使用できない設備であれば、それも選ぶ価値はありません。

内装も、そのクリニックの行く末を左右するポイントとなるでしょう。
できればプロに任せること。
医療設備を多く手がけてきた内装業者に依頼することで、多くの人が好感を持てる空間を作り出すことができます。

医療施設は違和感を持たれないことが重要です。
中には個性を重視して内装等を自らデザインしている開業医もいるようですが、あまりそうした形でのクリニック作りは推奨しません。
個性を出すのは大成功した後でも遅くはないはず。

立地、そこにある物件、その中の内装、これらがうまくマッチした時に、多くの人に受け入れられるクリニックが誕生します。

開業医としての腕も重要ですが、それと同じくらい重要なポイントが他にも多くあると認識しておきましょう。
そうすれば失敗を防ぐことができるはずです。